人生を笑って生きていくために読んで欲しい本 「あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問」

著者:ひすいこうたろう

出版社:株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン

発売日:2012年12月 238P

本の目次

第1章 後悔なく生きる

第2章 ドリーム(夢)を生きる

第3章 ミッション(志)を生きる

第4章 ハートの声(本心)で生きる

ラストメッセージ

あとがき

こんにちは、エガシタです。

私の大切な本の中で2回目に紹介したいのはこちらの本。

実はこの本を知ったのはつい最近です。

(そして、この本を買ったのは昨日です。)

2022年5月、ブログを立ち上げよう!!いろいろな心境の変化を経てそう決意しました。

立ち上げの準備や勉強はとにかく面白くて。大変な思いをしながらも楽しくやっていました。

6月に入り実際に立ち上げるところまで作業は進みましたが、ブログ名は決まっていませんでした。

すでに自分のハンドルネーム、「エガシタ」は5月の時点で決めていました。

悩むどころか候補すら浮かばない状況の中、いつも健康情報の勉強でお世話になっているYouTube「本要約チャンネル」を鑑賞していたときのことです。

たまたまその日におすすめに上がって来た動画がこの本の紹介でした。

なんとなく、聞いたことのある題名。

そして、その中で聞いた、初めての衝撃の言葉「メメントモリ」。

「これだ!!」

と思いました。

私がこの数年ずっと抱えていた想いとぴったり一致したのです。

「エガシタ」という私の名前は、「えがおでしぬために」「えがおでしにたい」という想いから決めたものです。

ブログ立ち上げ作業が少しひと段落した7月、実際にこの本を手に取り読んでみることにしました。

(遅いですね~なにしろブログ作成作業が楽しすぎて夢中になってました)

この本にはサブタイトルにもあるように27の質問を投げかけながら、読者が自分の人生を「笑って死ねる」=「笑って生きる」ための行動を考えるヒントがちりばめられています。

27の質問の中で、あなたに刺さる質問が必ずあると思います。

目次

しつもん あと何回桜を見られるだろうか?

人生80年として、1年を1回としてカウント。いま30歳なら、桜を見られるのは「80-30=残り50回」です。

本文より

最初の「しつもん」の後の文章に、私に衝撃をもたらした言葉「メメントモリ」について説明が続きます。

古代ローマにも、死に関してこんな話があります。

凱旋した将軍が、みなに拍手喝采で迎えられるパレードをする際、従者をつけて、必ずある言葉をささやかせたそうです。

どんな言葉だと思いますか?戦争に勝った将軍が、喜びの絶頂にいるときに、必ずささやかせた言葉。

それは「メメントモリ」。「死を忘れるな」という意味です。

自分はいつか死ぬ存在であることを忘れなければ、有頂天になることもなく、物事をいつも正しく判断できるからです。

本文より

人は「いつか」死ぬ、それを知らない人はいません。

でも、「自覚している」人はいったいどれくらいいるのでしょうか。

多くの人にとって、当たり前に明日がやって来たことで今日があります。

その当たり前の今日に慣れきって、また明日も必ず当たり前にくると思い込んでしまっています。

でも、それは違います。

わかっているようで実は全然自覚できていない。

その自覚ができるかどうかで大きな差が生まれます。

あなたの人生はあと残り何年ですか?

しつもん あなたが両親を選んで生まれて来たのだとしたら、その理由はなんだろう?

スピリチュアルな世界では、実は、「自分が両親を選んでこの世に生まれてきた」とよくわれます。もし、それがほんとうだとしたら、あなたが親を選んだ理由はなんだろう?”

本文より

おやこ」ってたった3文字ですが、その関係性はあまりもいろいろな形がありなかなか難しい質問です。

あまりいい関係ではない場合もあるでしょうし、「本当に選べたのだとしたらあんな親のところに生まれてくるはずがない」と感じる方もいるでしょう。

しかしどんな場合でも「親がうまれ、生きてくれたからこそ」自分がいる、それだけは事実です。

その上でこの質問、受け止めて自分で大切に考えてほしいと思うのです。

私自身もこの質問を考えてみました。

想像してみます。

生まれる前に、親を選ぶシーン。

たくさんの候補の中から、なぜあの父と母を選んだのか?

私は単純に愛されたかったからあの両親を選んだんだと感じました。

真面目で少し頑固がすぎるけれど愛情深い父、穏やかで心配性の優しい母。

私自身は不器用で人との関係性を築くのがすごく苦手なので、「この2人だったら愛してもらえる」そう思ったのかな、と。

親を選んだことを前提にすると、自分が生まれて来た理由、ひいては生きる目的に繋がっていきます。

親とどれくらいの時間を過ごせるのか、目安が本文で紹介されています。

親の残された寿命×1年に会う日数×1日に一緒にいる時間

本文の通りに計算すると、私が親と過ごせるのは日数にすると20日ほど。

一ヶ月も一緒に過ごせない計算になります。

「いつでもできる」なんてことはこの世にひとつもないんです。だから、気持ちは、いま、伝えるしかない。

本文より

こんな自分を愛し、大切に育て、40過ぎた今でも心配してくれる両親に感謝の気持ちを、、、面と向かうと言えないのですが、それでも伝えていこうと思います。

あとで後悔しないためにも。

しつもん あなたの人生は100点満点中、いま何点?

人生おもいどおりにいかないって悩んでいるあなたへ。

生きることって大変ですか?ー中略ー

実はおもいどおりにいかないからこそ、人生は面白いんです。ー中略ー

どこに投げても、全部ストライクになる、思いどおりになるボウリング場があったら、行きますか?

思いどおりにいったら、人は退屈するだけです。ー中略ー

生きるって大変ですか?

大変に決まってるじゃないですか。

大変だからこそ、面白いんです。大変だからこそ、人は「大」きく「変」わることができるんです。」

本文より

なるほど!!

40数年生きてきて、おもいどおりに行かないことや大変なことばかりでした。

むしろ思いどおりにいっていたり、変化がない生活が続くとなぜか自ら大変なことを始めてしまう変わった癖がありまして・・・

振り返ってみると「いつも大変そうだね」とよく言われる反面、同じくらい「いつも楽しそうだね」と言われます。

大変な中にも楽しさや喜びをみつけて乗り越えていくことで、ワクワクします。

「大変」に含まれる内容にもよるとは思いますが、人生を俯瞰的にみて「おもいどおり」に行かないことを客観的に楽しめたらもっと人生が気楽で豊かなものになっていくんじゃないかな、と思います。

しつもん これだけは失いたくないもの ベスト5は?

本文では、この質問を聞いたそばから次のページにでかでかとこう続きます。

「はい。あなたはその全てを失います。あなたが死ぬ日に、それらを全て失います。」

本文より

ひすいさーん!!

「絶対に失いたくないもの」を自覚させた上で「はい、それ没収!!」なんて。

ちなみに著者のひすい氏が失いたくないものは「家族・友だち・本を書く仕事・これまで書いた本・宮下貴裕さんの作った服」だそうです。

私は「家族・友だち・今までの記憶・結婚指輪・健康」です。

どれも私にとって大切で、なくしてしまったら他の人や物ではかわりがきかないものです。

でも、こんな大事な存在やものですら、失うことは確定しています。

そう考えると、何かを得ることが人生ではないことがわかります。

天の迎えが来るその日まで、思い切り生きること。それが人生です。

本文より

ひすい氏は友人に誘われて東日本大震災の津波で町ごと流されてしまった山田町を訪れました。

その時に町の人たちの言葉のひとつひとつが胸に突き刺さったそうです。

寒さのなか、家族を失い、家を失い、仕事を失った人たちが、ウソでもいいからと笑って前へ進んでいる。

「泣いたって何も始まらないから」「笑っていると勢いがでるんだ」そう笑いながら。

本文より

失いたくないけれど、失うことは確定している。

「じゃぁ、今をどう生きるのか」それが1番大切なことだと感じます。

しつもん いま抱えている悩みは、たとえ人生最後の日であっても深刻ですか?

本書ではこの質問に続き、坂本龍馬について紹介しています。

私は歴史の授業のうろ覚えで興味もなかったのですが、「龍馬ってこんなにすごくて面白い人だったんだ!」と本書で興味がもりもりわいてきました。

一夜にして1億円の借金を背負い、勝ち目がとうていなさそうな裁判に巻き込まれ、命まで狙われる龍馬。

そんな大ピンチの中、龍馬は歌をうたい、大芝居のハッタリをかまし、普通ならトラウマになりそうな土地の名前を奥様にプレゼントします。

もう何がなんだかわかりません。

筆者いわく「龍馬は人生をなめきっていた。いい意味で。」

「なんでも思い切ってやってみろよ。どっちに転んだって、人間、野辺の石ころと一緒。最後は骨となって一生終えるのだから。だから思い切ってやってみろよ。」

これは龍馬が生前残した言葉ですが、この言葉どおり、龍馬は、どんな事態でも、深刻にならずに、人生を冒険として生き抜きました。”

本文より

それができたのは、龍馬が12歳で母を、8年後に父を亡くし「人は必ず死ぬものである」と痛感し「最後は石ころになる身(死ぬ身である)」と常にハートの真ん中に落とし込んでいたからだ、と筆者は言います。

本当に、本当にその通りだと思います。

私自身、何か悩みがあったり辛いことがあるときにいつも心に問いかける視点があります。

「今は辛い。でも、1年後にはどうなっているだろうか?果たして同じくらい悩むだろうか?」

たいてい、1年後を想定するとたいした悩みではないことが多いです。

(時間が解決してくれる性質のくだらないことで悩んでいることが多いということですねー)

「今日が人生最後の日だとしたら」さらにその悩みは深刻ではなくなるでしょう。

借金、健康問題という重い問題であっても、今日が人生最後の日だとしたらほぼ全てのことが深刻ではなくなります。

もちろん、明日があるという前提で悩みがつきないということもありますが、明日があるからこそ悩める、とも言えます。

思いっきり人生をなめて、とりあえずとびこんでみる、やってみる、冒険してみませんか?

大丈夫。人生最後の日からみたら、すべての悩みは、懐かしい思い出になりますから。

つまり、あなたは、いま、「懐かしい思い出」に悩んでいるわけです。

本文より

「あんなことで悩んでいた時間がもったいなかった」なんて思うこと、ありますよね?

思い切って悩むのをやめて、とりあえず動いてみましょう!

しつもん あなたの死亡記事がでます。なんて書かれたい?

「こんなふうに終われたら、最高♪」という自分の死亡記事を、ワクワクとでっちあげるのです。(笑)

どんなふうに生きられたら、テンションが上がるのかを考え、それを自分の死亡記事として書き込んでください。

本文より

死亡記事が書かれるとしたら、それなりの経歴が必要です。

いっちょやってみますか。

ワクワクのでっち上げ死亡記事、スタート!!

「笑顔で死にたい」その言葉どおりにエガシタ氏が「笑って」大往生!

ブロガー、エッセイスト、ファィナンシャルプランナーなど様々なフィールドから発信し、女性から絶大な支持を集め続けてきたエガシタ氏が亡くなりました。享年85歳。

最期は自らが設計し建築した海の見える高台の自宅で、家族に見守られる中、生前の言葉どおりに笑顔で静かに息を引き取ったとのことです。 

2020年代、自らの人生の棚卸しをブログに綴り、その画期的ダイエット方法「自己コーチング」で一躍時の人となったエガシタ氏。

 その「自己コーチング」は一つのダイエット方法の枠にとどまらず、40代からの人生との向き合い方に鋭く切込み、性別や年齢を問わず多くの人の支持を集めてきました。

 ブログで注目を集めたエガシタ氏はその後、自らのダイエット体験をまとめた「アラフォーから始める最後のダイエット~自己コーチング、始めませんか?~」を皮切りに「明日なんてない!今しか考えない私の生き方」「やりたいことがあるならやればいいだけ。オバさんよ、失敗を恐れるな!」などの数々のベストセラーを世に送り出しました。

その中でも、2児の母であり、子育てをしながらフルタイム勤務をしつつさらにブログ運営、ライター、資格取得などに手をだしまくった自らの経験を綴った「だってね、お母さんだってやってみたいんだもん」は発売後30年経ったいまでもワーキングマザーのバイブルとして不動の人気を誇る1冊となっています。

50代から60代にかけては慈善団体の立ち上げやYouTubeにも精力的に活動し、さまざまなメディアを通じ「やりたいことをやって生きるって楽しい」ことを発信しづづけていました。

晩年は、自宅の庭で孫たちと趣味のキャンプを楽しんでいたというエガシタ氏。

「笑顔で死にたい」という思いでつけた自らのペンネーム「エガシタ」という名前どおりの人生でした。

長男は作家で漫画家でもあるゼロ氏。

ゼロ氏はエガシタ氏の訃報についてコメントを発表しています。

「母は本人の計画どおり笑顔で亡くなっていきました。家族は悲しみでいっぱいですが、肝心の母が笑顔なので、涙も引っ込んでしまいます。昨日、母が夢にでてきましたが、泣く私をみて大笑いしていました。

まったくふざけた母親です。いつも何かに夢中になると、私たちのことなんてそっちのけで何かに憑かれたようにはいりこんでいました。

いつも父が「仕方ないねーあぁなっちゃうと誰にも止められないね」と苦笑いしていたのを思い出します。

寂しい思いもしましたが、夢中になっている時の母のキラキラした表情はずっと忘れられません。

ちょっと変わった母でしたが、大好きでした。自分も笑顔で母を忍びたいと思います。みなさんありがとうございました。」

でっちあげもいいところです。ゼロ氏って(笑)

意外にすらすらかけるところや、つまるところがあったりして自分でも気付いていない自分の考え方がはっきりしました。

いいなぁ、この人生。

「だってね、お母さんだってやってみたいんだもん」書きたくなりました。

ひすいさんは言います。

やってみたいことは、やってみたいんだ。

やってみたいことは、やってみるんだ。

そう宣言しよう。だって、だって、一度きりの人生です。

本文より

やってみよう!!

他にもしつもん

長くなりすぎたので今回はこの辺で終わりにしますが、本書には他にも胸に刺さる質問が投げかけられています。

「いつかやる」。あなたの「いつか」はいつですか?

あなたが生きることで、幸せになる人はいますか?

なんのために、この命を使いたい?

誰になろうとしているんですか?

なにもかも大丈夫だとしたら、ほんとは、どうしたい?

是非、常に自分と向き合う材料として使ってみてください。

本書には書き出し型のワークもあります。

実際に書く(アウトプット)することでいろいろわかることが多いものです。

行動あるのみ!

やってみてください!

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