1年間で18kg痩せると実際にどんな未来が待っていると思いますか?
痩せたからといって、急に世界がバラ色になるわけではありません。
今までの人生同様、嫌なこともあれば楽しいこともある毎日。
でも、やっぱり違うんです。
ほぼメリットしか感じません。痩せて良かった、心からそう思っています。
しかし、デメリットに感じたこともありました。
①シワとたるみが気になり始めた
短期間に痩せたから?
そもそもそういう年齢だから?
痩せたらシワがとっても気になる!
特にマリオネット線。そして首の縮緬じわ。
普段はマスクで隠れているのですが、毎朝の化粧の時に毎回びっくりします。
うわー、なんじゃこれー!!
鏡、二度見します。
きっと今までもシワはあったはずです。
でも、パンパンだったから目立たなかったようです。
痩せたらシワが浮き出てきました。
浮き出てくるって、なんだかやだなぁ。
とはいえ、シミもシワも「まぁいいか、40越えならこんなもんかな」と落ち込みつつ半分は諦めています。
残りの半分は諦めきれずに、シミクリームやビタミン剤を塗り塗り飲んでいたら多少気にならなくなってきました。
②寒がりになった(体脂肪40%越えから19パーセントへ)
寒さの直接の原因は痩せたことではなく、筋肉量が少ないのが原因だと思います。
が、以前より体感気温がかなり低くなったように思います。
以前は「寒がり」で「暑がり」でした。
動き出すとすぐ暑くなり汗がダラダラ。
作業をとめてもなかなか汗がひかない。
冷房がキンキンに効いた会議室でひとりだけ汗がひかず、恥ずかしい思いをしたことも何度かありました。
一度冷えてしまうと、今度は寒くて寒くて仕方ない。
さっきまで他の人より暑かったはずなのに、今度は他の人より寒く感じているようです。
こんな感じで、屋外ではひとより暑そうにしていて汗ダラダラ。
冷房が効いた部屋に入っても、しばらくはひとりで汗かきっぱなし。
ようやく落ち着いてくると今度はカーディガンを羽織りたくなる。
・・・「ワガママなの?」って言われて落ち込んだこと、あります。
そんなワガママボディと言われた私ですが、痩せからは「暑がり」がなくなり、ひたすら寒いです。
もちろん今の季節(6月下旬)はムシムシしていて、暑い日もある。
汗もかきます。
でも、周りの人と比べるとだいぶ体感温度が違うようです。
周りの人より3〜4度、気温が低い世界にいる感じです。
元々、筋肉がつきづらい体質(だと勝手に思っています)だということもあり、70kgオーバー時代も寒がりでした。
体脂肪を初めて気にし出したのが、20代半ばの60kgオーバー時代。
70kgオーバーの時は怖くて体脂肪率を凝視できませんでしたが、一度だけこっそり測ってみたら45%
・・・この体脂肪計、壊れているんだきっと。そう思って再計測はしないことにしました。
最近体脂肪を測ったらなんと19%でした。
それは、寒いわけです。
脂肪は天然の肉布団。
たくさん着込んでいた時は恨めしく感じましたし、もう2度と着込みたくはありません。
ですが、寒いのは地味に大変。
防寒のため、荷物も多くなります。
半袖・短パンの家族の隣で、タートルネックに長ズボン、今の時期は日焼け対策もありサングラスして日傘してマスクして歩いています。
その自分の姿が映り込んだ商店街の窓ガラスを見たときに違和感と怪しさは半端なかったです。
控えめに言って、怪しいオバさん。
でも仕方ない、寒いんです。
※女性の正常な体脂肪率は20%〜35%と言われています。
また、40代女性では25%以上ある方がいいそうです。
家族との体感温度の差が激しすぎて、上着を着ないと同じ部屋にいることができない時もあります。
もうちょっと体脂肪は増やしたいと思っています。
③お尻が痛い(骨があちこち当たって痛くなる)
ふくよかだった頃から、お尻だけはペタンコなのが少しコンプレックスでした。
痩せたら、さらに薄くなってしまいました。
「小さいお尻」というと聞こえがいいかもしれませんが、「ペラッペラ」です。
このペラッペラで公園のベンチに座ると、尾てい骨が当たって痛い。
かえって健康的かもしれませんが、腰掛けるくらいなら立っていたほうが楽。
疲れて座りたくなる時もありますが、長くは座れません。
風呂の座椅子も痛いので、介護用のクッションをお風呂の椅子に敷いてつかっています。
とってもいいですよ!
でも、買うのは少しだけ勇気がいりました。
私の親ですらまだ必要としていない介護用品、「買う?買わない?」
他にもこんな場面で痛みを感じます。
- 膝をそろえて座ったときに、膝の内側の骨同士がぶつかって思いのほか痛い。
- ペラッペラの椅子に座ると、背中や腰の骨が椅子の背にぶつかって痛い。
- 肩掛けバック等の紐が骨に当たって痛い。
クッションとなる脂肪が薄くなったっことにより、今までなんともなかった場面で「痛み」を感じます。
私の母と姉は昔からかなりスレンダーな体型をしていますが、外で座ってお尻が痛くなるようなことはないそうです。
筋肉量と骨格の違いなのかもしれません。
④落ちてほしくないところもサイズダウンした
Cカップのはずでしたが、勘違いだったことをこの歳になって初めて知りました。
あれはただの脂肪の寄せ集め、幻だったか。
これは人によってはかなりのデメリットだと思います。
ダイエットを始める前に、対応する筋肉を鍛えるなど計画的に進めていくことで、この悲報は避けられるはずです。
ダイエットはしたい、でも落としたくない場所もある!そんな方はご注意を。
私にとってデメリットだったのは、サイズダウンによる下着の買い替えです。
アウターはジャストサイズでなくても問題ないですが、下着は体に合うものを付けていないと中でクルクルまわってしまったりするのですよ・・・
経済的に痛手でした。
⑤ぽっちゃり好きの主人にがっかりされた
これも人によってデメリットになるかどうか分かれるところです。
痩せてから「せめてあと10kgは戻してほしい」との主人から言われてしまいました。
健康を気遣ってということもありますが、スレンダー体型は好みではないそうです。
(知らんがな。私だって背が高くてガッチリしている人が好きですけど?)
まさかそんなリクエストが来るとは想定外でした。
ぽっちゃりの方が好き、とは確かに結婚前から言っていましたが、ぽっちゃりな私に気を遣って言っているのかなぁ、と。
どれだけ都合のいい受け止め方をしていたんだ、私。
どうやら、本当にぽっちゃり好きだったようです。
これ以上は体重を落とさないつもりですが、痩せる習慣が身に付いてしまったため体重を増やすことも難しいです。
うーん。
「ごめん、もう太るのは無理。」以上。
⑤重い荷物が持ちづらくなった
決して、かよわいふりをしているわけではありません。
最近、「なんだか前よりいろんなものが重く感じるな」とは思っていました。
正確にいうと、単純な重量より「荷物に振り回される感覚」をより強く感じるようになりました。
極め付けはスーツケースで一泊二日、仕事で東京へ行った時のことです。
お、お、お、重い。。。。
少し歩くたびにスーツケースの車輪があちこちの段差につまづき、その反動でぐいっと引き戻される。
転びそうになったり車道に飛び出そうになったり、とにかく自分の体が「振り回され」てしまいます。
何年か前にも同じスーツケースを持って東京に泊まりで仕事に行きました。
その時は別に何も感じなかったのに。
一体何が入っているんだ?ってくらい重い。(中はたいしたものは入っていません)
少し大きめの段差につまづくと、体重を乗せて綱引きの要領で引っ張ってもスーツケースはなかなか動いてくれません。
途中で泣きたくなりました。
体格のいい男性が通りすぎると、ついその後ろ姿を目で追ってしまいます。
一瞬でいいから、その腕力を貸してほしい・・・そしてこの溝からスーツケースを引っ張り上げてほしい。
今まで私は腕力があったわけではなく、自分の体重をうまく使ってそのバランスで軽々と荷物を持ったり運んだりしていたことに気づきました。
荷物を持つときにおもりとして使っていた20kg以上もの脂肪をはずしたわけですから、なかなかバランスを取るのか難しくなってしまったわけです。
今まで「重くてもてなーい!!」なんて口にする細身女子に「は?」と思っていたことを心からお詫びします。
決してか弱く見られたいわけではないですが、「重くて持てなーい!!」と叫びたいです。
まとめ
以上が私が痩せてデメリットだと感じたことになります。
30代後半以降からダイエットを考えている方は、シワやたるみに注意してください。
首の皺、二の腕、ギョッとします。
緩やかに数字を落とすなり、肌ケアや運動を行いながらするなどの対応策を一緒にやっていくといいかもしれません。
しかしデメリットを挙げつらねても、痩せて良かった方が圧勝します。
体と向き合い、本当に自分に何が必要なのかが見えてきたことは自分の人生への関わり方を大きく変えてくれました。
これから最後のダイエットを始める方にとって、参考になりましたら嬉しいです。