あなたがダイエットするべき理由。
それはあなたがしたいことだからです。
は?と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、あなたがダイエットすべき理由はこれ以外にありません。
「健康のため」「きれいになりたい」「家族のため」など具体的な理由や目的もあるでしょう。
でも、必ずその理由の先には「なりたい自分」がいるはずです。
「なりたい自分」がいて、そのためにダイエットが必要なら悩んでいないでやるべきです。
痩せた先にいるであろう「なりたい自分」「理想の生き方」にあなたのダイエットの目的があるはずです。
あなたがなりたい自分に「ダイエットすること」が必要であると思うのなら、やらない手はありません。
それでは、なぜ「今すぐ」やるべきなのか。
「明日からダイエット」なんて言葉はもう封印しましょう。
途中でうまく行かなくなっても、少し失敗してしまってもいいんです。
お菓子食べながらでもいい、この記事を読んでみてください。
小さくでもいい、動いてみましょう!!
あなたが今すぐやるべき理由❶ あなたの余命はわずかだから
いやいや、私病気じゃないし。
まだ若いし。余命宣告なんて受けていないし。
それは私も同じです。
でも、私は自分の余命を知っています。
余命、40年。
健康寿命だと30年もないかもしれません。
「そんなこと言ったらみんなそうでしょ。」
とおっしゃる方、ごもっともです。
みんなそうです。
でも、当たり前のこの事実をちゃんと自分のこととして認識していますか?
人間の寿命は長くても120年と言われていますが、私のご先祖様の没年齢を参考にすると80代まで生きられるかどうか。
私は自分の寿命をいいとこ85歳と仮定しています。
そうするとあと長くて40数年ほどの残りの人生。
寿命を余命と捉えてみてください。
40年、長いと思いますか?
私は今42歳ですが、これまでの人生を振り返ってみると本当にあっという間だったと感じます。
めいいっぱい遊んで動いて楽しかった子ども時代、悩みに悩んだ思春期。
青春を謳歌した大学生時代。
そして社会人になり恋に仕事に趣味に、めいいっぱい独身生活を楽しみました。
その後、20代後半で結婚・出産。それからは怒涛のような忙しい生活。
まるで夢のようにあっという間に過ぎていきました。
きっとこの先の40年もあっという間に過ぎてしまう。
あっという間に人生最期の時を迎え、ベッドに横たわる自分が目に浮かびます。
だからこそ、です。
悩んでいる時間がもったいない。
足踏みして戸惑っているくらいなら、失敗して次へ進むきっかけにしたほうがいい。
だって、私の余命はあとわずかなんだから。
悩んでいる時間なんてない。
自分の心の思う方へ、不恰好でもいい、戸惑いながらでもいい、とにかく進もう。
私は元来、グジグジ悩みがちなネガティブ思考人間です。
失敗も怖いし、周りの人からどう思われているのかもすごく気になります。
そんな性格は変わりませんが、私の心を少しだけ軽くしてくれた言葉があります。
周囲の目や言葉が気になって、辛くなったときのことです。
どうしてもうまくいかない人間関係、思うがままに行動できない自分に落ち込んでいました。
そんな時に、たまたまみていたテレビであるお坊さんがこんなことをおっしゃっていました。
『ひとめが気になる?嫌な人がいる?大丈夫、だってみんな死んじゃうんだから。
気にするだけ無駄。
私はね、若い頃に周りに嫌な人がいっぱいいてね。
嫌で嫌でたまらなくて「あんな人、死んじゃえばいいのに」って思ってた。
でもね、今はみんな死んじゃってね、嫌いだった人たちみんないなくなっちゃった。
あんなに悩んでいたのがバカみたい。
時が来れば相手も自分も死んじゃうんだから、そんなふうに悩んでいる時間がもったいない。』
どんなに嫌いな人だって、どんなに大好きな人だっていつかはいなくなってしまう。
そう思ったら、嫌いな人や悩み事に尻込みして気が滅入っている時間がもったいなく感じました。
嫌なことでも前向きに取り組んでとっとと乗り越えて、その分やりたいことや大切な人に時間を費やしたい。
それでも苦手なことや悩み事にたくさんの時間を使ってしまうことはあります。
でも、ある程度悩んだらふっと断ち切れる瞬間が来るようになりました。
「とにかく、やってみよう」
「答えはでないけれど、今答えがでないことがわかっただけでもよしとしよう」
など、次への行動に移るタイミングが早くなりました。
時は金なり、と言いますが時間は有限です。
限りある時間の中でどう生きたいのか、何をしたいのか自分の心に問いかけてみてください。
そうやって導き出した答えの一つが「ダイエット」であるならば、それは今すぐやるべきです。
そこまでしっかり向き合って出した「やりたいこと」であれば、今までとは違った考えを持って取り組むことができるはずです。
あなたが今すぐやるべき理由❷ 今日が一番若い日だから
これは本当によく言われる言葉ですよね。
まさに、その通りです。
「もうこんな年だから」と諦めるならそれもいいです。他にやるべきことを見つければいいと思います。
ただ、諦めきれない、でもやる勇気もでないまま何年も悩んでいるなんてもったいない!!
やりたいことを先送りしていいことはありません。
40代の私はまだそこまで体力の衰えを感じることはないですが、確実に体はおいさらばえていきます。
それはゆるぎない事実です。
体力が衰えれば物理的にできなくなることも必ずでてきます。
今、あなたが何歳だとしても今日が1番若い日。
だからこそ、やりたいと思うことは今やりましょう。
「失敗は若いときにこそするものだ」と言いますが、20代までしか失敗できないわけではありません。
明日失敗するよりは、今日失敗した方がいい。
今日やっておけば、明日はさらなる展開に進めるはずです。
あなたが今すぐやるべき理由❸ あなたは明日死ぬかもしれないから
明日死ぬかもしれないなら、ダイエットなんてしないで食べたいものを食べまくるぞ!
確かに。それは私も大賛成です。
私の余命は40年、と先ほどいいましたがそれは楽観的な数字です。
もしかしたら明日、何かアクシデントがあって人生が終わってしまうかもしれません。
人はいつか必ず死にます。
でも、そのいつかを自分にくること実感として捉えている人があまりにも少ない気がします。
「死ぬことを恐れろ」とか「恐れるな」と言いたいわけではありません。
淡々と、事実として自分の中心に「必ず死ぬこと」を置いてほしいと思うのです。
「いつか」ではなく「必ず」。
その上で、「じゃぁどうやって生きるか」を自分に問いかけ続けてほしいのです。
私がこんなふうに考えるようになったのは、数年前に学生時代の友人を亡くしたことがきっかけです。
彼はまだ40代という若さで、突然この世を去ってしまいました。
あまりにも突然すぎて、本人もびっくりしているに違いありません。
突然の訃報に私は言葉を失いました。
「なぜ彼が」「まだ若いのに」そんな考えがずっとぐるぐる回っていました。
一緒に過ごした楽しい青春時代。
その中で太陽のように笑っていた姿ばかりが浮かんでは消え、いなくなってしまった現実とのギャップに途方にくれました。
しばらくは呆然とする日々が続きましたが、そんな日々の中で少しずつ感じたこと。
人間は「いつか死ぬ」のではなくて「必ず死ぬんだ」という当たり前のこと。
そしてその日は「明日」であっても何の不思議もない、ということ。
当たり前でわかりきったことですが、当たり前すぎて全くわかっていなかったです。
あなたの最期の日は、明日かもしれません。
1年後かもしれません。
10年後かもしれません。
もしあなたの最期が明日だとしたら、今やりたいと思っていることを先延ばしにしますか?
いつやろうかな、とクヨクヨ悩みますか?
(もちろん明日が最期の日であるならば、ダイエットは選択肢から外れると思いますが。)
私は40年後位に自分の最期の日が来ると考えました。
その日をより穏やかに笑顔で過ごせるように、健康でいたい。
そして今できること、やった方がいいと思うことはできる限りやってみたい。
この「今」があなたの「未来」を作っていきます。
だからこそ、今から動きましょう。
あなたが今すぐやるべき理由❹ あなたとあなたの大切な人の未来のため
「今」を一生懸命生き、歩きたい人生の道を歩いていくことは、自分や自分の大切な人たちの未来の笑顔につながると思っています。
先ほどお話しした学生時代の友人、いつもいたずらっ子のように目をキラキラさせている永遠の少年のような人でした。
彼が亡くなった後、とても悲しいのに思い出すのは彼の楽しそうな笑顔ばかり。
まだ幼かった子どもたちを残してこの世を去っていく彼には、きっとこの世への未練が深くあったに違いありません。
ですが、私の脳裏に浮かぶ彼の表情は「後悔」や「未練」や「悲しみ」ではなく、「楽しさ」や「幸せ」で満ち溢れていました。
不思議でした。
残された私たちはこんなに悲しくて、こんなに辛いのに。
浮かんでくる彼は、いたずらっ子のような表情でいつも笑っています。
泣いていると「何泣いてんの?ウケるー!!」という声が聞こえてくるような気がしました。
そちらがそうくるのなら私も
「は?泣いてないよー!!ってかなんでそんなに早く死んじゃってるの?何してんのー?バッカじゃないの?」
と笑顔でかえせる気分になります。
そして、もう一人。
私にとって大切な人が同じ時期に亡くなりました。
彼女はいつも辛そうにしていて、口を開けばマイナスの表現ばかり。
過ぎた日々の後悔や、どうにもならないことへのやりきれなさばかりを口にしていました。
そんな彼女の姿をみて、私もいつも悲しい気持ちになりました。
最後に会った時には「寂しい、悲しい」と言って涙を流していたことを辛く思い出します。
孫やひ孫にも恵まれた環境であったにも関わらず、泣きながら亡くなっていきました。
まだ40代、働き盛りの若さで妻や子を残し突然この世を去ってしまった彼と、90代で子どもたち、そして孫やひ孫に見守られながら寿命でこの世を去っていった彼女。
どちらの人生が幸せだったのか、それは私に決めつけることはできません。
でも、私は彼を笑顔で思い出し、彼女のことは悲しく思い出します。
私は自分の大切な人たちが私のことを思うとき、笑顔で思い出してほしい。
そう強く思いました。
寿命でも突然死でも、自分に万が一のことがあったときに自分の大切な人たちに悲しみだけ残して死ぬような生き方はしたくない。
だから、「今」を一生懸命生きて笑顔で死んでいける未来を作りたい。
そう思っています。
最後に
あなたか今すぐダイエットするべき理由、みつかりましたでしょうか。
ダイエットであってもなくても、あなたがやりたいと思ってもなかなかできずに悩んでいることがあるならば、とにかく行動に移してほしいと思ってこの記事を書きました。
食事制限や運動といった形だけのダイエットを頑張れるなら、それはすごいことだと思います。
しかし、ストレスのあるダイエットを続けるのは至難の技です。
自分がなぜダイエットをしたいのか、なぜ今それをやるのか十分に咀嚼した上で納得して進めてみてください。
考え方を変えれば、自然と行動は変わっていきます。
私の余命、40年。
あなたの余命は何年ですか?
悩むのも無駄ではありませんが、立ち止まってばかりいる時間はありません。
行動してみれば、よくも悪くも結果が出ます。
それにより、自ずと次の行動が決まってくるものです。
悩んだら動け!!
悩みながらでもいい、動け!!